専攻や科目によっても違うけれど、私が受けた授業はだいたいこんな様子。
●黒板に書くよりppt(パワーポイント)
教室に黒板がなかったわけじゃない。たいてい黒板かホワイトボードはある。ただ、圧倒的多数の先生方がスクリーンにパワーポイントのスライドを映して講義をしていた。
私が日本で大学生をしていた時(2001~2005年)は、授業でパワポを使う大学の先生なんて、いなかった…はず(だよね?同級生のみなさま?)。だから、『ずいぶん時代が進んだもんだな~。もう日本でもこんな感じなのかな?』と一人で感心していた。
●一クラスはたいてい25人前後
一番多かった授業が、先生一人:学生25人くらい。あとは、ソーシャルワーク専攻全体を2分割した100人ずつの講義や、専攻丸ごと200人の授業もいくつかあった。
●椅子に机がくっついてる
うちの大学院には、日本の大学でよく見るような、横長の机が一段ずつ階段状に並んでいる(いわゆる階段教室)…という教室は少数派だった。新キャンパスの校舎には、そういう形で200人くらい入れる教室が3つか4つあったけど。
よく見る教室は30~50人くらいのキャパ。
正面に黒板(ほとんど使われない)があって、斜め前か正面にスクリーンが下ろせる。そして、前にノートパソコンの置かれた教卓がある。教卓に向かって学生用の椅子が何列か並べられてる、もしくは、椅子が壁伝いに部屋の真ん中に向かって並べられてて、中央に一つ大きな机+椅子10脚ほどがある…という形だった。
それで、タイトルにもある通り、椅子に机がくっついてる。日本でも見るようないわゆる簡易の机が付いているタイプか、がっしりした木製の椅子のひじ掛けが不思議に肥大化したタイプ。(写真参照♪)そして、お約束通り頭上には扇風機(ファン)が何機も回っている。
(写真:クラスメイトはわんこ♪ ※2階の教室です。誰も連れてきません。勝手に入ってきます。)
●授業は質問し放題
インドでは、授業中に生徒がいつでも質問する。意見を勝手に発表する。先生がとうとうと説明を続けている時でも、学生はまったく空気を読まずに、
「マム(女性の先生の敬称ma’am)」もしくは「サー(男性の先生の敬称sir)」
と言って手を挙げる。700人いる基礎コースの授業でも臆せずに発言しとる!
でも、先生もほかの生徒もそれを受け容れてる。先生サイドからだと、むしろそれを歓迎してる雰囲気だった。
初めはそれを見てびっくりした。でも、学生の疑問をその場で知って解消できるのは、本人にとっても先生にとってもいいことだ。しかも、授業を聞きながら自分が『あれ?』と思ったことは、けっこう周りの人も疑問に思ってることが多い。実際、授業の途中で疑問があって隣の子に「これってどういうこと?」と聞いたら、「分かんない。」と返事されてそう思った。
それからは、ちょっと勇気を出して質問するようにした。で、その内勇気を出さなくてもできるようになっていった。(だって周りもポンポン質問・発言するんですもの。)
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