第1学期(2012年6~10月)⑦大学院へ!

 奨学金事務所から、学校のあるチェンブル地域まではタクシーで1時間。ナビンさんが一緒に来てくれた。

 さて、私の通うタタ社会科学研究所(Tata Institute of Social Sciences、通称TISS ティス)は、大きなバス通り沿いにあった。キャンパスは2つあり、通り沿いにあるのがオールド・キャンパス(旧校舎)、その奥にニュー・キャンパス(新校舎)があった。

 私たちを乗せたタクシーはバス通りから正門に乗り入れた。門の左右には、コンクリや石の混ざった塀が伸びていて、その上には有刺鉄線が張られていた。門の横の警備室みたいなところで、ナビンさんが守衛のお兄さんに「食堂はどこ?」と聞いた。お兄さんが奥を指し示して、タクシーはそのまま中に進んでいった。

 

キャンパスは至るところに鬱蒼とした木々が生い茂っていて、学校全体がまるで森のようだった。木々の幹の下のほうに、ペンキみたいな塗料がぐるりと塗られている。赤茶色と白。虫か日光から気を守るものらしい。

オールド・キャンパスには古い校舎が一つと、新しい図書館棟、食堂、売店、小さな体育館(3階建て)、女子寮、男子寮、職員用アパートメント(10階建て)とゲストハウス(5階建て)があった。建物はキャンパス内に点在していて、その間を縫うように舗装道路がうねうねと続いていた。

その日はゲストハウスの1階にある食堂で、TISSの留学生事務所が留学生たちのために歓迎ランチ会を開いてくれていた。私が付いた時には、ランチはもう始まっていた。ナビンさんとはそこでお別れ(彼は乗ってきたタクシーで帰っていった)。一番不安だった初めの2日間に面倒を見てくれて、ありがとうございました!!

 

 私以外の留学生はもう席について、食事を始めていた。留学生事務所の女性スタッフのジャヤシュリーが私をみんなに紹介してくれる(と言っても、私も彼女と初対面だったけど)。

「ハロー。はじめまして。」をみんなと応酬。

2012年度の留学生は私を含めて10人いた。隣に座った地黒でダンディーな男の子(アフガニスタンから来たナゼル)が、優しくビュッフェ形式のことを教えてくれた。並んでいたのはカレー2種類くらい、白ごはん、チャパティ(薄い塩味の薄焼きクレープみたいなもの。それをちぎってカレーに浸して食べる)、ヨーグルト、生野菜。生野菜は玉ねぎ、にんじん、きゅうりの輪切り。それを食べていいかどうか、一瞬悩んだ。まだインドに来て生の野菜を食べていなかったので、『これを食べておなか壊したら…。』と言う不安が頭をよぎった。とは言え、避け続けるわけにもいかない。「えいやっ。」と気合いを入れて2・3切れきゅうりを取った。(結局、大丈夫だった。そんなもんですね。)

 

(つづく。次回、TISSでの2年間を一緒に乗り越えた留学生のなかまたちを紹介します♪)

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