自然とのバランス。

東京では 自然は一応、人間に征服されてる。

虫でもあり場でも、家の中に入ってきたら「侵入者」だ。


でもインドは違う。

人間も日本人以上に力強いけど、自然も負けていない。

そして時に、自然のほうが凌駕していることも多いのだ。


たとえばアリンコ。

年季の入ってる建物だと、一戸建ての2Fでもアパートの6Fでも、台所にかれらの通り道ができてる。

同居してる女の子たちが うっかり食べ残しのお皿や紅茶の砂糖をこぼして放置しておくと(私はこれを「エサをやる」とこっそり形容している)、嬉々として大群がやってきてしまうのだ。私は何十回もこれに閉口した。


というか、中にはまるでお皿を洗わない子もいて、そうなるともはややつらを「飼ってる」も同じ状態だった。数日たつと小バエもたかり始める。最悪。

とまあ、愚痴はこれくらいにしておいて。


モンスーン(6-9月の雨期)もすごい。

ゲリラ豪雨が一日に何回も来たり、数時間続いたりするといえば、多少は分かってもらえるだろうか。

これが来たら どこか屋内で黙って「やり過ごす」しかない。とても外を歩けたもんじゃない。人間の出来る範囲を超えている。

まぁ、たまにはそれでも外出するしかなくて、プチ洪水状態の道路をザブザブ歩かざるを得ないときもありますが。(道路の水はけは一般的にとても悪い。道のわきに排水溝がない。)

でも中には雨好きな強者たちもいて、そういう人たちは喜び勇んで雨の中へわざと濡れに出ていく。


とにかくも、人間の中に自然が「こんにちは」してくる東京とは逆に、ここでは自然に人間が「すいません」って仮住まいをしているような印象なのだ。


時には微笑ましい情景も。

街中でもまだリスがちょろちょろしているし、鳥も多い。

学校には時たまサルの群れがやってくる。(山が近いのだ)

まあ残念ながら虫も多い。

今年はことにハエが多い。

「もうやだーーー」と心の中でも口でも叫びながら、ムンバイの雨期はまだたっぷり2か月半残っています。

おしまい。

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