昨年1月に、インド人の友達D君が結婚しました♪
D君は20代後半。私が2012−14年にインド留学した時の大学院の同級生です。
で、それがインドの婚活サイトを使っての結婚だったのです。
もともと、インドはお見合い結婚が主流で、今の日本人とは結婚の感覚が違うなぁという感じ。それがオンラインだと一体どうなるのか・・?D君にあれこれ聞いてまとめてみました。
ちなみに、インドは多言語・多文化の国です。今回のお話は、南インド出身のヒンドゥー教徒の友達の場合です、という前提を先にお伝えしておきます。
インドの婚活サイトの大手は?
日本でも婚活サイトはいろいろありますが、インドの場合はこの2つが大きいようです。
① Bharat matrimony (ちなみに、Bharatとはインドの意味。)
② Shaadi.com (shaadiはヒンディー語で結婚の意味💓)
D君が使ったのは①の系列のKerala motrimony。登録サイトを決める時点で、彼の出身と同じケーララ州出身者に条件をまず絞った、というところですね。
Bharat matrimonyにはこのように州ごとのサイトや、宗教ごとのサイト(例えばヒンドゥー教徒のためのHindu matrimony やイスラム教徒のためのMuslim matrimony)があります。
こういったサイトの中から、自分の希望に合わせて登録するサイトを選びます。
そして、インドの婚活サイトは有料の場合が多そうです。
日本の婚活サイトには無料プランも多いですが、インドの場合は女性側も有料。払った側が、相手側の電話番号を見られます。
なぜ女性側でも有料なのかというと、
インドの婚活の場合、女性本人がサイトに登録して探すというパターンよりも、親や兄が娘・妹の結婚のために登録して探す…という方が多いから、きっと『かわいい娘・妹のためならお金も払うだろう』とでも思われているのでしょう。(親やお兄さんが娘・妹のために結婚相手を探す…というのは、リアルのお見合い結婚でもインドでは普通のことです。)
D君が使った一般的なプランは3ヶ月間で5000ルピー(約7500円)というもの。(ちなみに、D君夫妻の場合は、親たちではなく本人たちがそれぞれ登録して相手探しをしていたようです。)
さらにはプレミアムプラン的なものまであり、会費を上乗せするとアシスタントを付けてくれます。
婚活サイトに登録すると、翌日くらいにサイト本部から電話が来るそうです。身元確認のためと、プランのアップグレードのお誘いのため。しかも、登録しているのが親の場合は結構それに乗ったりするらしい…。
婚活サイトに登録。
サイトに登録すると、自分のプロフィールを書き込みつつ、お相手に関していろいろと条件の設定をします。
- カーストについて(「同じカーストがいい」「自分のカーストが上の方がいい」とか)
- 出身地、年齢、学歴、身長など
インドではカーストが同じだと『だいたい自分と似たような育ち方をしてきているんだろうな』と推測することができます。親の収入が同じようで、受けてきた教育も似ているんだろうな、といったような。結婚式のやり方の風習も近いかもしれません。
条件に「身長」が出てくるのには、びっくりした方がいたのでは。私もそうでした。以前インド人の友達(男の子)から、
「結婚相手の女の子は、自分より年下で、身長が低くて、学歴も低いのが理想的」
と聞いた時、私はぎゃふんとなりました。(でも、結構一般的な考え方のようです。)
D君いわく、そうは言っても一般的に学歴は同程度でもOK。男性側は男性より学歴の高い女性をあんまり選択したがらないけど、そんなカップルでもおかしいと思われない…だそうです。
さて。
D君が設定したお相手の条件は
- 歳(23−27歳)
- 身長
- 学歴(D君の学歴は修士)
- ホロスコープ(D君はあまり見られないレアな型)
でした。(やっぱり身長入れるのね…w)
コメント
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[…] 前回①の続きです。D君が婚活サイトKerala matrimonyに登録して、さぁお相手を探すぞ〜というところです。 […]
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