こんにちは。コロナ騒ぎで、いつもとは違う春を迎えていますね。
そんな中、先月友人がシェアしていたある記事が目にとまりました。
- インド人女性は民族衣装のサリーを着ることを大事にするけど、下着にはこだわっていなかった。
- 農村部の女性は、下着を買うのに街まで行って、男性のやっている雑貨屋でサイズを伝えて買うしかない。
- 男尊女卑のインド社会で、もっと女性がいきいきと働ける場所が必要。
そんな背景から、精密機器メーカーのリコーが、社内の起業プログラムでインドで女性用下着を製造・販売し始めた…と。
この記事を見て、自分の留学時代(2012〜2014年)の記憶が蘇ってきました。
もう数年経っているので、当時より状況はマシになっているかもしれません。
…が、せっかくなのでムンバイでの私の経験をシェアさせて下さい。
一代目。
大学院と下宿の間にあった商店街チェンブー・キャンプで買いました。
お店は、50代くらいのおばちゃんがやっている下着屋さん。(確か、男女用どっちもありました。)
話が少しそれますが、インドの個人商店は日本みたいにお客さんが自由に見て回るよりかは、店員さんに欲しいものを言ってあれやこれや見せてもらうことが多いです。この時は私はルームメイトのジョーと買い物に行って、ジョーに助けてもらいました。(ブラと一緒にパンツも何枚か買って、ジョーがまとめて値切ってくれたのはラッキーでした。)
お店はと言えば、試着スペースなし。(出してもらったブラの)生地しなしな。素敵な色のブラなし。
他にどんな選択肢があって、これを選んだのかはあまり覚えてないですが、ブラが欲しくてようやく手に入ったにも関わらず、
『は〜、こんなんか…。』
とガッカリした記憶があります。
さらに残念だったことには、
何回か使っただけで、使い物にならなくなったこと。
でもこれは、商品が悪かったのではありません。
下宿先で、他の洗濯物と一緒にそのブラも洗濯物バッグに放り込んでおいたら、メイドさんが全部まとめて洗濯機→乾燥機に突っ込んでしまい、ホックが曲がっちゃった…のでした。悲しい。
ジョーにそれを言ったら、
「そうなっちゃうから、ブラは手洗いがいいのよ。」
と言われ、以降はブラは手洗いすることに…。
二代目。
この子たち(一気に3枚買ったのです)は、商品としては結果的に悪くなかったのですが、買う過程が非常に屈辱的でした…。
まず、なぜその時ブラを買わなきゃいけなかったかと言うと、
インド生活に慣れてきて太ったから。(笑)
でした。
で、この時買いに行ったのは、当時住んでいたアパートメントの近くのK star mall(ケー・スター・モール)。
そこの、ユニクロみたいにオール世代の服が置いてあるお店へ。(そこは、自由に見て回れるタイプのお店でした。)
で、この時もあんまり選択肢がない…というか、選択肢がそれしかない。状態だったのですが、ともかくも自分のサイズで3色同じデザインのものがあるのを発見。
そして、このお店で唯一良かったのは、試着室があったこと。
試着して、『他のデザインのがあれば良かったけど、これしかない…これを3枚買うしかないんだ…。』と諦めて、決心。
で、決めてから買ってお店を出るまでがとても屈辱的だったのです。
- まず、ブラ3枚を女性服売り場からレジまで手で持っていく。(オール世代向けの店内です。もちろん店内には男性客もいます。)
- ブラを持ったまま、レジに並ぶ。(並んだ時、3番目でした。)
- レジのお兄さんにブラを渡す!(女性の店員さんもいるお店ですが、その時レジにいたのは男性のみ。)
- 極めつけに、お兄さんに「Bag?(袋いる?)」と聞かれる。(ムンバイは当時から既にビニール袋が有料のお店が多かったです。)
- 『いるわボケー!!ブラだぞ!?』と頭の中で叫びながら、「Yes..(はい。。)」と返事。マイバッグを持って行かなかったばかりに袋代4ルピー(約6円)取られるのも悔しい。そして、お会計を済ませて商品を受け取り、悶々としながら帰宅…。
…と、そんな風にブラを購入しました。
インドで買ったブラたちは、この計4枚だけです。
ちなみに、あとの下着はどうしていたかというと、日本から持っていった(か、途中で家から送ってもらった)もの。
なんだかんだで、私がインドで一番重宝した下着は、
ユニクロのブラトップ(綿100%)でした!
(綿100%がいいのは、私がアトピー肌なため。)
何せ生地が丈夫で、どんだけヘビロテしてもOK。洗ってもけっこうすぐ乾く。
…ということで、今のところ女性のインド行きにはブラトップをおすすめします。
このように、私のインドでのブラ経験は非常に残念なものばかりでした。(一代目の子をダメにしてしまったのは、最終的には自分自身なのですが。)
だからこそ、女性による、女性のための、女性が売る下着inインド!!
たいへん素敵です。そうあるべきだと思います。
リコーさんのこの取り組みが、ぜひ広がっていきますように。
予告。
インド×ビジネスと言えば、他にも留学の時に
- これ、日本でもあったらなぁ
- こういうの、インドで会ったらどうかな
と思ったことがいくつかあります。
少しずつ書いていけたらと思っています!よかったら、また覗きにきてくださいね(^^)。