※映画を見た人でないと訳がわかめな内容だと思います。あしからず・・
私が2年間過ごした街ムンバイを舞台にしたお話。
試写会を母と見に行ったのですが、叫びだしたいくらい懐かしかった。
まぁ・・それはともあれ。
作中でキューピッド役(笑)とも言える役割で出てくるダッバーワラ(お弁当配達人)について「へぇ、そうなんだぁ」的な話をば。
「ダッバー」はお弁当箱の意味。(ヒンディー語かな、たぶん。)
映画の中で4~5段の丸いステンレスのお弁当入れが出てきますが、あれは本当にああいうのが一般的なのです。
もっと言うと、普通のお家のお皿やコップも、(陶器のお皿を多少は使う一部の上流階級を除いて)ステンレス製のものがとっても多いです。
味気ないと言えばそうだけれど、それが向こうの普通。
なんでだろう、半永久的に壊れないからかな?
「ワラ」は基本的に○○する人、みたいな感じ。
オートリキシャの運転手はオートワラ、ブレッド(パン)を売りに来るお兄ちゃんはブレッドワラ。
私が両親に「ムンバイの渋谷」だと説明したバーンドラという場所があるのですが(要するに繁華街)、そこの駅前にダッバーワラがたくさん集まってるのです。ダッバーワラの数、お弁当の数。壮観。
ちなみに、ほとんどのダッバーワラはイスラム教徒だと思います。まぁ、私の知る限り。
作中にも出てくるあの白い服は、イスラム教徒の男の人の典型的なもの。バーンドラ自体もイスラム教徒が多い地区のひとつで、駅のすぐ近くにもモスクがあります。
ついでに、男性の主人公?のサージャンは、キリスト教徒の設定で、ヒロインのイラはヒンドゥー教徒の設定でした。
サージャンの名字がフェルナンデス(だったかな)というのは明らかに欧風だし、彼が奥さんのお墓参りをした時、お墓が十字架だったので。
あと、ヒンドゥー教徒だったらそもそもお墓がありません。
火葬の後は川か海に流すので。
イラがヒンドゥーだと分かったのは、おでこに特有の赤いしるし(ビンディー)をしていたため。
ただし、サージャン・イラともにあまり家族に縛られずに個人主義的だったのは、あんまりインドっぽくなかったかな。まぁ、人間関係が薄くなってる都市部だから、と言えば、説明はつかなくもないけれども。
ところで、一番最後にサージャンがダッバーワラたちと電車に乗っていたのは、イラに会いに行くためです。うちの母は観たときそこらへんが分からなかったみたいですが。
ダッバーワラはお弁当配達のお客さんであるイラの家を分かってますからね。
ふたりは逢って、どうなったんでしょう。
ムンバイを知ってる人しかわからないですが、あの電車はWestern lineだと思います。(ムンバイには3つ路線があるのです。)
あぁ~また早くインド行きたいなぁ。というか、日本にいるとほんとに英語しゃべれなくなってきて悲しい。なんとかせねば・・
コメント
>>一番最後にサージャンがダッバーワラたちと電車に乗っていたのは、イラに会いに行くためです。
これ全然気づきませんでした。
なるほど、と納得しました。
ムンバイ行きたくなってきました。
もし行ったらバーンドラ駅でダッパーワーラー見てきます。
めたぼん様
コメントどうもありがとうございました(^^)。
はい、もしムンバイに行かれたら、またお話を聞かせてくださいね♪