どこかでの日常

夜明け前に 男の人のうなり声みたいな放送に気付いたなら

それはムスリム(イスラム教徒)の祈りの合図


朝8時の鈴の音は

102号室のおばちゃんのPuja(ヒンドゥーの儀式)


アパートを出て、セキュリティガードのおじちゃん(どこのアパートにもマンションにもいる)に「sayonara」を言って。

(それが歌詞になってる歌があるので、たいていのインド人は「さよなら」の意味を知っている)


近くのLord Shiva Mandel (ヒンドゥーのお寺)の前で、

行き交う人たちと同じようにお祈り(私にとっては、そこの土地の神様にご挨拶)して


そうして一日が始まる。


たいていオートリキシャ(三輪車バイク?市民の足)に乗って学校まで行くだろう


フィールドワーク(NGOインターン)の日には 暴走バスに飛びのって、Sion station から混みこみのlocal trainに自分をねじ込むだろう


30歩歩く毎に野良犬を見るだろう


交差点には物乞いや物売りの人を見るだろう


学校に行けば ’How are you?’ があふれてる

来た当初は あまりに聞かれ過ぎて返事に困ってたHou are you。

気付けば、今は友達に会うたびに口から自然に出てくる


疲れたら6ルピー(約10円)でチャイを飲んで


暑さにバテたら30ルピーでココナツを割いてもらって中のココナツウォーターをのんで。

(果肉もおいしいけど、そのころにはお腹いっぱい)


お昼ごろにも19時ごろにもムスリムの歌が聞こえるだろう

(お祈りは一日5回のはずだけど、あとの2回はいつか知らない)


お昼は学食なら40ルピー。

外で大好きなドーサを食べれば55~80ルピー。


インドではほとんど何でも日本より安いけど、

野菜は傷んでるのもけっこうあるから お買いものは選ぶのにちょっと一苦労。


おやつの時間は17~18時。

(お昼は12時でなく13時なので・・ずれています)

学食で10ルピーでチャイとスナックを楽しみましょう。

ちなみに、食堂内には2匹くらいおねだりわんこがいるでしょう。


夕飯は私はたいてい家で作る。(朝も。)

三食学校で済ませることもできるけれど、

辛すぎてちょっと胃にやさしくない。


夜はインド人学生たちの電話/おしゃべりタイム。

みんな何時までもしゃべり続ける

24時だろうと25時だろうと。


でも私は24時には寝ていたい。

既に備わった体内時計は 遥か天竺の地でも同じ時を刻み続ける


次の朝にはまた、

13億人のうちの1人になって

蟻のごとくちまちまと歩き出すだろう。


そんな日常をじきに卒業しようとしていることは

今だけは、まだ 忘れて


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