前回、フィールドワークの話の中でムンバイのバスについて紹介したので、
今回はムンバイの電車について。
(ちなみに、私がよく使っていた駅はグリーン色の実線のハーバー・ラインの、右上辺りにあるChembur駅と、載ってないけどその右隣にある Govandi駅。)
2019年7月現在、どうやらムンバイ市内で動いているのは
①ローカル電車
②モノレール
③メトロの1号線。
私が留学した2012年〜14年前半にあったのは、①だけ。
②と③は工事中だった。
でも、留学後に次々とこれらが開通して、ムンバイを訪れる毎に街の風景が変わっていってる。(通学路だった道路の上を、モノレールが通ったり。)
●ローカル電車のドアは開きっぱなし
さて、留学当時私はフィールドワークに通うために、①のローカル電車に週2回は乗っていた。
そんなムンバイのローカル電車の最大の特徴は、
ドアが開けっぱ!
なこと。
電車が駅に到着する度に、ドアが開閉することはない。
乗客(特に男性)は、電車が駅に入ってスピードを緩め始めると、車両が停止する前にホームにひらりと降り始める。逆も然りで、電車が発車してもまだ乗り込む人もいる。
ちなみに、この電車はドアがない訳ではない。
正確に言うなら、
「ドアは手動だけど、常に開けっ放しになっている」
ということ。
実際、私は一回だけドアが閉められたのを見たことがある。
留学2年目のやはりフィールドワークの帰り。
その日は雨季の真っ只中で、何日も天罰みたいな豪雨が降り続いていた。
雨の日、電車のドア近くの乗客は、当然大粒の雨にさらされる。
その時私は女性専用車両のドア近くに乗っていた。
突然、ドア横にいたお姉さんがおもむろにドアを戸袋から引き出して閉め始めた。
それを見て、反対側にいた人たちも重そうなドアをガラガラと閉めた。(ドアを左右からそれぞれ閉めたということ)
ガシャン。
ドアとドアの真ん中に少し隙間はあったが、開けっぱよりはよほどマシ。
『なるほど〜。こういう時に必要に駆られて閉めるんだな。』と納得した。
(さて、どうやって乗って降りるのかは、②に続きます!)
コメント
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開けっ放しのドア。笑っちゃいますね。危険極まりない。落ちたら自分の責任・・体調が悪い人や病人、けが人は、電車に乗れませんね。
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>アヨアン・イゴカーさん
はい。実際、転落事故も後を絶たないようです。
[…] 前回のムンバイ電車小話はこちら♪ […]