考察ーユニクロのインド進出

ユニクロさんがインドに進出するとニュースで見ました。

ということで、私のインド留学経験と日本での販売員経験からこれに関してポイントを3つ・・。


①コストと利益

インドはコストは日本ほどかかりません。

土地・材料費・人件費・・どれも安いです。

ただ、それは総じて物価も安いということなので、商品の価格自体も下げなければ他のインドの安い商品と渡り合っていけません。

(例:私が留学中に買っていた服は、チュニックみたいなクルタというのでだいたい200~500ルピーくらい。今のレートでは約400~1,000円です。)

けれど、安く売る=利益は低い、

ということになるため、儲けをあげることが難しそうなイメージです。


②インドと洋服

男性は洋服を着る人の方が多いので、わりと需要があると思います。

でも、女性はいまだに貧困層~lower middle class(中流階級でも下の方)を中心に、サリー・クルタ(北部パンジャーブ風の民族衣装)が多いです(そして、この人たちのほうが全体の中でも人口が多い)。

逆に、女性で洋服を着るミドルクラス以上の人たちはまだあんまりお金に困っていないので、安い衣料品に興味がなさそうに思います。

ただし、子供服に関してはけっこう女の子であっても洋服が浸透しているので、いけるかもしれません。

そして、ユニクロの展開方法は、おそらく首都デリーのショッピング街(コーンノート・プレイスとか)か都市部のショッピングモールに出店することになるのでしょうが、モールに来るのはlower middle class以上の人々。カースト、そして階級の差が著しいインドにおいて、「誰」に売るために商品を作って「どこ」で売るのか。そこの見極めは重要です。


③インドでやっていくということ

インドは日本とかなり異なる風土なだけに、人々の気質や常識も違います。

特に、細かいことを気にしない「なあなあ」気質。時間にもルーズです。

また、日本人のように大人しくないので、いろんな場面で交渉事も起こります。

・・ということで、そのあたりも踏まえてじっくりインド人の性質を見極めつつ、インド人スタッフたちと上手くやっていくことが大事だと思われます。



ユニクロのインド進出についての個人的な見解は、

《喜ばしいこと》

外国からの投資によって新たな雇用が生まれる。

《残念なこと》

すでに衣料品市場はあふれている。ただし、小規模な店舗や売り手が非常に多いので、ユニクロのような大規模店舗が台頭して小さな店舗がやっていけなくなるのはとても残念。


少数派であるミドルクラス以上がより豊かになることを(インド政府と同じように)するのではなく、インド社会全体が豊かになっていける方向で展開していっていただけると良いのですが。

4件のコメント

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    ブログを読ませていただきました。
    わたしもインドへsocial workを学びたいと考えています。ただ不安が多くありまして、英語、お金や食生活です。英語はどのように勉強されましたか?過去に英語圏へ留学されましたか?ムンバイはインドで1番物価ぎ高いと聞きますが、毎月どれくらいのお金を使っていますか?
    (ちなみに私はチェンナイで学びたいです)
    ご回答やアドバイスをいただけたら幸いです。よろしくお願いいたします。

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    初コメントです!よろしくお願いします。
    好感が持てる記事です!出会えてよかったです。
    それでは、また!次楽しみにしてます。

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    >Meenakshiさん
    こんにちは。メッセージありがとうございました(^^)。
    英語は留学前にかなり勉強しました。最終的には新宿の超スパルタな英語学校にも行きました。過去の英語圏への留学はありません。ムンバイでは、ひと月に家賃1万4000円~2万円ほど。生活費は3万円あれば余裕なくらいでした。チェンナイはもっと安いと思います。
    ぜひ頑張ってください(^^)

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    >浅海さん
    メッセージありがとうございました(^^)。
    これからもがんばります。どうぞよろしくお願いします。

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