*this time, Japanese only
ずっと“国際協力”したかった。
日本は豊かで途上国は貧しい、っていう構図を何度も何度も見せつけられて
豊かな国に生まれついたんだから、きっと何かできるはず―するべきだ、
もうずいぶん長い間、そう思っていた。
でもインドに来て、
この国のなかでも豊かな人と貧しい人がいて
こんなに経済的に豊かな人たちが私の近所には住んでるのに、
そこから学校に向かう途中には
どうしようもなく、今日もただ 当たり前に貧しい人たちの生活を、現実を突きつけられる。
―そして ひしひしと感じさせられる
“私はほとんど何もできないんだ”
この国にいる豊かな人たちでさえ この歴然とした格差を
いまだに解消できていない、
そして、そのことに心を痛める善良なひとたちが
社会を変えることを志して 私の学校でも
Social Workや Development Studies(開発学)、 Social Entrepreneurship(社会企業)を勉強してる
彼ら、彼女らの大部分はこの学び舎を出たらsocial workerになる、
ほとんどはNGOで この国の‘困っている’人たちのために働くんだろう
NGOって、日本語にすると‘非政府組織’
まぁ、日本で最近はやりのNPOとだいたい同じと思ってもらっていい(と思うよ)
NGOはインド国内に無数に存在する。
彼らもインド政府も、それぞれの州政府も まだ貧困問題を解決できていないけれど、一歩一歩 かれらの役割を果たしている。
問題は山積みだ、でも、着実に少しずつ、少しずつ成果を積み上げていってる
私にできることは、ほんとうにごく僅かな なにかだ。
実は、しばらくの間
魔法みたいに瞬時に 世の中の悲しみ・苦しみを取り除ける方法があるんじゃないかって、心の中で莫迦みたいに信じてた
Social Workを勉強したら、問題の解決方法が一気にわかるんじゃないかって。
でも、そんなものどこにも無くて
―だいたい、そんな夢みたいな方法が存在するなら
私より先に誰かが試してる。
現実はそんなに甘くない。
だから、私は自分にできるほんの小さなことを見つけよう、って思った。
私が‘それ’に割ける時間は限られてる。
日本からインドに対して何かをしたいなら、往復するにも物を送るにもお金がかかる。
そんな中でも、細々と継続してできること。
カギは、今 わたしがここにいること。
フィールドワークだったり 何だったりを通じて、ムンバイの人と、そしてインド中から来てる同級生たちとの縁が繋げること。
方法はまだ考え中。
この2年間で それなりの形にしたいな。
でもきっと 私はなにか、小さな小さなNGOの活動をするんでしょう。
私が知り合った人たちに
少しでも笑顔になってもらえるような。
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