(①の続きです)
こちらは、Aさんが寄せてくれたオンライン面接の様子です!Good job!!
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以下面接まとめです↓
ジェニファー(以下J):ハローA‼︎ビデオ繋いで~
A:これでOK⁇
J:あー、繋がったわ‼︎これから面接試験をするわね。わたしは記録係だから、あなたはこれからこちらにいるレーカー先生と面接してもらうわ。
レーカー先生(以下R):ハローA。調子はいいかしら⁇
A:はい、レーカー先生。
R:ジェニファーがあなたのヒンディー語の能力について教えてくれたわ‼︎ウルドゥー語を勉強しているのよね⁇
A:ああ…(ヒンディー語で)わたしのヒンディー語はとっても…良くないです。
R:(笑) そんなことないわよ。言語を勉強するのが好きなの⁇
A:はい。もしTISSに受かったらウルドゥー語とヒンディー語の勉強を続けられて、マラーティー語の勉強も出来るだろうなって思ってます。だってほら、マハラーシュトラってマラーティー語でしょう⁇
R:そうね。あなたはハリヤーナのことについて書いていたわよね⁇
A:ハリヤーナですか⁇
R:小論試験でハリヤーナの暴動について書いたのよね。
A:ええ、そうです。(事前の小論試験で留保制度の良し悪しについて書いたんですけど、その中でハリヤーナ州で留保を求めて起こった暴動について触れました。)
R:何故このような暴動が起こると思う⁇
A:人々はより良い暮らしを求めるからです。少しでもより良い暮らしをするために、留保制度を受けられるようになりたい。その思いが暴動に繋がったんだと思います。
R:インドの就職事情について何か知ってる⁇
A:英語が話せるか否かで良い職に就けるかどうかが決まると聞いています。ここでの良い職というのは、高給という意味です。
R:そうね。日本の今の就職事情はどう⁇良くなってる⁇悪くなってる⁇
A:悪くなっていると思います。
R:何故⁇
A:日本の景気が悪いので。
R:何故日本の景気が悪いの⁇
A:…SHARPという日本の大企業が台湾の鴻海という会社に買収されたから。(わからなくて適当に答えました…)
R:何故買収されると日本の景気が悪くなるのかしら⁇
A:職員の台湾人化が進んでしまうからです。
R:私の認識だと、日本人は真面目でいろんなものを作り出すことが出来る人が多いわ。何故日本人を排除する動きがあるのかしら⁇
A:鴻海に全ての日本人を排除するつもりはありません。ですが、出来るだけ台湾の人を雇おうとします。もし私が台湾人で、同じ条件を持った日本人と台湾人をみたら台湾人を雇うと思います。だってそうしたら自分の国の経済がよくなるじゃないですか。
R:なるほどね…何故あなたはこの学校を志望したの⁇
A:話は長くなるのですが…端的に言うと誰かに必要とされたかったからです。小さい頃、5歳か6歳の頃だったと思います、から英語を勉強し始めました。だから私にとって海外に目が向くというのはすごく自然なことでした。8歳ごろだったと思います、ガールスカウトを始めて…ガールスカウトってわかります⁇インドにもあったと思うんですけど、インドだとガールガイドって呼ぶんでしたっけ⁇
R:ああ、ガールスカウトね。
A:はい。ガールスカウトをやっていたから世界の女性が抱える問題、例えば教育が受けられないとか病院へのアクセスだとか、そういうことに関して考える機会をたくさん与えてもらっていました。そこで国際協力の舞台で働きたいと思うようになりました。そんな時、マララさんが教育を求めてタリバンに撃たれたことを知って、教育に携わりたいと思いました。
R:そう。あなたは将来アフガニスタンにでも行くのかしら⁇
A:わかりません。だけど今はインドのことについて学びたいと思っています。College of Social work, Nirmala Niketan(ムンバイにあるソーシャルワークの大学のひとつ)って知ってます⁇
R:ええ、わかるわ。
A:昨年の夏にあそこに1週間ほど勉強しに行ったんです。そこでソーシャルワークと出会いました。ソーシャルワークを受ける側の声を聞くことの大切さを学びました。
R:Nirmala Niketanの授業の中で1番心に残っていることは何⁇
A:ダーラーヴィーに行ったことです。スラムのイメージってこう…汚くて、暗くて、臭くて、じめっとしていて…そう思っていたんです。だけど行ってみたら普通の町と何ら変わりがなかった。自分が本当にスラムにいるだなんて最初は信じられなかったんですよ。見ることって大事だなと思いました。
R:Nirmala Niketanのことをどうやって知ったの⁇
A:学校のプログラムだったんです。事前にインドの歴史だとか政治だとかを学んで、現地に行きました。
R:あなたは国際教育について勉強しているみたいだけど、ソーシャルワークと国際教育の関わりってどんなことがある⁇
A:ムンバイにあるNGO…えっと名前は…
R:Muktanganね(志望理由書に当たる研究計画書にMuktanganの名前をあげていたのですぐわかってもらえました。)
A:そうです、そこに友達がインターンに行って…素晴らしいところだったと言っていました。興味があったので彼に話を聞いたのですが、スラムの子供達に公立学校で英語の教育する。その運営資金は企業からの寄付、という形で。そこに興味を持ったんです。そこについて勉強出来たらなと思います。
R:インド政府が教育に対していくら支出をしているか知ってる⁇
A:えっ⁇あー…知りません。
R:日本はどうかしら⁇いくら、パーセンテージでもいいわ、どのぐらい教育にお金を使っているか知ってる⁇
A:わかりません、ごめんなさい。
R:いいのよ。じゃあ、日本の公立学校の役割って何かしら⁇
A:日本では中学までが義務教育です。そこで文字や計算を習います。義務教育で生きるために必要な知識を学びます。
R:義務教育で私立に行くこともできるの⁇
A:はい。公立に行くことも、私立に行くこともできます。
R:あなたの高校は私立だった⁇
A:はい。
R:インドでは最近、公立と私立が提携を結ぶ様になったの。このことについてどう思う⁇
A:いいことだと思います。なぜなら公立は公立でいいところが、私立は私立でいいところがあるじゃないですか。それをお互い知って一緒に向上していけるからです。
R:OK…あなたは世界史が好きなのね。
A:はい。
R:どの時代が好き⁇
A:ムガル帝国時代です。昨年の学祭でウルドゥー語でUmrao Jaan Adaを上演したんですけど、その時にムガル帝国の文化について勉強したんです。ゴージャスですよね。
R:Umrao Jaanであなたは大きな役をやったのかしら⁇
A:ハーヌム役(悪役)をやりました‼︎(爆笑)
R:(笑) 言語を学ぶのに劇を上
演するのはいいことだと思う⁇
A:はい。私のウルドゥー語の発音が良くなったと思います。劇をやるまで、私のウルドゥー語はアメリカンウルドゥーだと言われていたので‼︎(笑) 少しは良くなったと信じてます。
R:これで面接は終了よ。何か聞きたいことはあるかしら⁇
A:ありません…未だに緊張していて何も考えられないんです‼︎胃はムカムカするし心臓はバクバクしてるし‼︎(笑)
R:(爆笑)
J:OK、私に対しても何か質問はある⁇
A:ないよ‼︎
J:これから奨学金委員会と話すから合否の連絡は4月末にするわね。受かったら自力で家を探して来てもらわなきゃいけないわ。ムンバイに滞在してたって言ってたからわかると思うけど、月々の家賃は高いわ。何かあったら連絡してね。(ジェニファーの英語は訛りが強い上に早口だったし面接終わって気を抜いてたから半分ぐらいわからなかった…)
A:わかった、何かあったらあなたにメールすればいいのよね⁇
J:そう。じゃあ、バイバイ‼︎
A:バイバイ
(終了、からの撃沈)
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