ナマステ!みやまです。
2026年3月15日(日)。長女の幼稚園卒園式の翌日。
柏にこちらの講演会を聞きに行ってきました。(託児も利用できました‥✨)
ことりの森さん主催の「行きたくない日もいい日になる 西野博之さん講演会」。
講演者は…川崎「夢パ」の西野さん
西野さんはこの40年、不登校の子どもたちと関わってきたという不登校のスペシャリスト。川崎を拠点に、国の政策や教育にも関わっておられます。
その中で映画「ゆめパのじかん」の舞台の「川崎市子ども夢パーク」を子どもたちと作られました。
私は昨年西野さんのこちらの著書を読んだことがありました。(こちらもとても勉強になります!)
なんで行ってきたの?:年少での行き渋り
で、なぜこちらの講演会に参加してきたかというと。
うちの長女はまだ小学校にも入学していませんが、幼稚園のときに「あれ、この子将来不登校になるんじゃ…?」と感じさせる出来事があったのです。
それは年少さんの1月。いわゆる「行き渋り」がありました。
はじめは冬休み明けの木曜日の朝に「幼稚園行きたくないー。」みたいな発言。
私は基本的には子どもの声を尊重する、がモットーです。だから、『そっか。たまには休んで息抜きしたいのかな。』と思い、その日は休ませました。(翌日は行きました。)
その後、次の週の月曜日はもっと明確な不登園。火曜からは登園。
3週目。なんと月曜日からずるずると4日間不登園。(こちらの日々の大変さ・不安は募っていくばかり。)
4日目に父親が「なんで幼稚園行きたくないの?嫌なお友達や先生がいるの?」と具体的な質問をしたら、娘「⚪︎⚪︎くんがいや。」と。(発見でした。幼児にはそういう聞き方をすべきだったのね‥。)
3週目の金曜日の朝は母親の私がブチ切れ。「あのねぇ、人生嫌なことがあったって乗り越えていかなきゃいけないの!なんとかなるわよ!大丈夫!」みたいな昭和のど根性論で押し通し、「幼稚園行かない!」と泣いている娘を無理やり送っていって園バスに乗せました。(結果、そこからは多少のくすぶりはありつつも、登園するように…。)
こんな出来事があったので、『この子は不登校予備軍かもな‥。』と感じていた私。予習のつもりで講演会に参加したのでした。
学んだこと(1)大人の不安を取り除く
まず会の冒頭にこんな歌が…。【泣けます!ほんとにいい曲です。ぜひお家で聴いてください】
自身も不登校を経験した心愛(ここな)さんが作った曲だそうです。
「ちゃんと」「普通に」しなさい、と言うのをやめてみる
大人の不安が子どもから「失敗」を奪っている。子どもが「やりたい」ことより「やらねばならない」ことが優先されている。
日本の子どもの特徴は自己肯定感がとても低いこと。最近、いじめが多い学年は①小学2年生 ②小学3年生 ③小学1年生。どれだけ小学生がストレスをためているか…。
子どもは「半人前」「未熟者」ではない。もうすでに「人間」
日本では『まだ子どもだから…。』という考え方が多い。しかし、子どもはもう一人前。子どもの権利を大事にする。
安心して失敗できる環境を作る
「川崎市子ども夢パーク」(以下「夢パ」)では「危ないからやめなさい」「⚫︎⚫︎禁止」はない。安心して失敗できる環境にしてある。施設の点検日以外は毎日9〜21時でオープンしている。
好きなだけ土を掘っていい。水も出していい。火も工具も使っていい。遊具は自分たちで作って、修理も自分たちでする。「ケガと弁当は自分もち」でなんでも挑戦できる。
できないことを受け入れる力も大事
行きづらさを抱える若者に「0・100」タイプが多い。
学んだこと(2)もし不登校になっても…「なんとかなる。」
子どもが「学校に行きたくない」と言った時の具体的な対応
- いきなり叱らない。話を聞く。
- 体に反応が出たら、休ませる。(反応の例:頭痛い・咳払い・潔癖なまでの手洗い・お風呂長い…など
- 否定的な言葉をかけない。
学校に行けない/行かない理由は本人でも分からない
理由探しはほどほどにしましょう。(実は何かのニオイ・音にすごく敏感だった、家でDVに遭っているお母さんが心配で学校なんて行ってられない、などのケースもある)
昼夜逆転・ゲーム漬けでも大丈夫
昼夜逆転にも意味がある。実はマジメな子ほどそうなる。学校行く時間に精神的に苦しまなくていいように、体が朝起きられないようにしてる。
ずっと朝起きられなくなる…なんて、ない。ちゃんと休んでちゃんと遊んだら、必要なときには起きられるようになる!
ゲームを取り上げないで。ゲームはかろうじて命をつなぐコミュニケーションツール。
立派な親御さんがいた。その子どもは7年間、1日13時間ゲームをやり続けた。でもその後、社会に出ていった‥。
たった1人でも話を聞いてくれる人/味方だと思える人がいたら、社会性は身につく
逆に、誰も味方がいない集団の中に居続けることの方がマイナス。
子どものことば「学校が安全で安心して、楽しく学べるなら行きたいんだよ。」
ICTを使ったホームスクーリングに文部科学省の出席認定の制度ができている
検索すると通信教育や学校の広告がたくさん出てくるのですが…こちらの文科省のページに出席扱いについてまとめられています。
日本の学校教育制度は150年前に作られており、制度疲労している。
長野県ではいち早くそれに対応する方針が打ち出されている。
さいごに。この子が生まれてきた時のことを思い出して…
生まれてきてくれただけで「ありがとう」だったはず。
数ヶ月経ったら、園や学校に入ったら、周りとの比較が始まる。
よその子と比べて「できないこと」を探さなくていい。比べなくていい。

会場での質疑応答
- 公立の学校の先生:不登校の指導で「お子さんを信じたら大丈夫ですよ。」と言っているが、どう説明/保証できるか?
- 子育てって祈りだと思うの。どうか健やかに育ちますように。問題は起きてから具体的に悩めばいい。親は心配しないこと。
- 40年不登校の分野で活動してきて、あの頃の親たちに、自分たちに言ってあげたい。「なんとかなる。」
- 保育園の先生:現場では子どもたちに「ケガをさせてはいけない」が主流。どうしていけば「安心して失敗/ケガできる環境」が作ってあげられるか?
- 大人は目に見える傷だけさせないように気にする。でも現実では年中さんから小2にかけてもう「死にたい」が始まっている。
- 危険を「リスク」と「ハザード」に分ける。
- リスクは取り除かない。子どもが「やってみたい」と挑戦して、失敗から学ぶ。失敗させてあげましょう。
- ハザードには大人がしっかり対処。責任を取る部分。
- 私たちの現場では子どもの挑戦と失敗、そこから学ぶ力を大事にしています。どうかご理解いただけませんか?と保護者に説明。
- 保護者は保育や教育のサービスを受けるだけではない。「怪我させたの、責任取りなさいよ。」ではなく、親と保育者・教育者がいっしょに子育てしていく姿勢が大切。
おわりに
やっと書き終えました…。半月かかってしまった。ここまで読んでくださり、どうもありがとうございました!講演会主催の柏のことりの森さん、西野博之さんにも感謝を。
消化不良な部分もあると思います。もっと詳しく知りたい方は、冒頭でもご紹介しましたが、西野さんのこちらの本がおすすめです。(ある不登校の子がこのまんがを読んで、他の子の話だけど「ぼくのことが書いてある!」と言ったそうです。)
お話を聞いて…やっぱり「なんとかなるさ」は強いんだな、と感じました。インドの「チャレガ!」(私が描いたエッセイコミック開きます)もそうだったから。
柏・松戸周辺でも不登校・行きしぶりの居場所や活動をされている人たちがいらっしゃいます。一人ひとりの子どもにとって、安心して楽しく遊び、学べる場所が見つかりますように。うちの子たちも。

