インドにこれから住む方へ…元留学生からのささやかなアドバイス

インド サバイバル術

ナマステ!みやまです。

『これからインドに住むんだけど、いろいろ心配・不安…😟』という方に向けて、

2年間のムンバイ留学生活(2012-14年。私は当時29歳から31歳でした。)とその後のインド訪問の経験から、ささやかなアドバイスを書いてみます。

ムンバイの情報が中心になりますが、インド全般に言えることも多いです。

行ったことのある街については個別に書きます。

大気汚染については、私の留学時はあまり気にしていなかったんですが、その後にかなり悪化したようですね…。このトピックについてはお伝えできることがないです‥あしからず。

今後インドに渡られる方にとって、少しでも心の負担を軽くできたなら幸いです☺️

やっぱり治安が心配?

治安は、場所によってだいぶ違ってくると感じています。

首都デリー

首都デリーは注意が必要なイメージ。

留学中にデリーを訪れた時は、デリー在住の友達に『夜9時以降はホテルから出ないように。』(!)と言われました。女性が性的被害に遭うこともしばしばあるのが大変残念な実情です。

昼間は特に気にせずに出歩いていましたが、人気のない場所・暗い場所は日中でも注意した方がベターです。

ちなみに、駐在さんの多いデリー近郊のグルガオンだとそういうイメージはないです。

ムンバイ

ムンバイはかなり安全と言えます。

私自身はそんなに夜に出歩きませんでしたが、21時・22時とかでも女性1人でオートリキシャ・タクシーに乗れます。

私のルームメイトは24時前後まで学校にいて、それからオートリキシャで帰ってくることもしばしばでした。

その他の街

行ったことのある街は

  • ジャイプル&ウダイプル(ラージャスタン州)
  • バラナシ
  • コルカタ
  • グワハティ(アッサム州)
  • ディマプール&コヒマ(ナガランド州)
  • トリシュール&カリカット(ケーララ州)です。

たいてい友達や家族と行動していて、バラナシ以外あまり1人行動はしていません。

この中で一番気をつけた方がいいのは観光都市バラナシ

慣れていない方はデリー同様、人気のない場所・暗い場所は日中でも注意。夜に女性1人での外出は避けた方がいいです。

ウダイプルの街歩きで仲良くしてくれたおじさん

メンタル面でインドに備える

おすすめの心構え

まずはお引越し後、数ヶ月から半年くらいカルチャーショックの波でみなさん翻弄されるかと予想されます。

そのため、はじめはご自分が少しずつインドで生活されていく中で、ちょっとずつ楽しいことを見つけていくといいのかな、と。

言い換えれば、いきなりがんばらない・・ということでしょうか。

インド、疲れるんですよ(笑)。特に慣れてないと。

生活スタイルの違いを前もって知っておく

どういうことが違うのかを、先に知っておくと少しは心の準備ができるかも…?

細かいことまで挙げるとキリがないですが、主に日本人が「うっ。」となるポイントはこの辺りかと思います。

  • ペーパーのないトイレ(よかったらこちらのトイレ対策記事も参考にしてみてくださいネ😉)
  • 飲めるの確保
    • 水道水はそのまま飲めません。浄水器の水を飲むか、ミネラルウォーターを調達します。
    • 私の場合、料理には沸騰させた水道水を使っていました。はみがきはしばらくは最後のお口ゆすぎだけ飲料水を使っていました。
  • 熱いシャワーの出し方(地味にストレスがかかる🚿)
    • 「ギザ」と呼ばれるボイラーのスイッチを入浴10〜15分前には入れておくべし。お湯をたくさん使いすぎると、温めるのが間に合わなくなって水シャワーが出てきます…w
  • 移動手段(特にオートリキシャ・ローカル電車)
    • 街によってはオートリキシャ・タクシーは値段交渉が必要(ムンバイはメーター制なので必要なし✨)。ローカル電車は…これまた乗り方にコツがいります。ムンバイローカル電車については、こちらのブログ記事をご参照くださいね♪
    • メトロ:デリーのメトロはこちらのサンタナさんの記事をご覧ください。ムンバイメトロも基本的には同じ感覚で乗れそう。(留学時はまだムンバイメトロは開通してなかったのです)
  • 買い物の値段交渉
    • 個人商店ではやった方がベターです(自分が戦う余裕のあるときw)。けっこう安くなります。
    • 服・シーツ屋さん・家具屋さんなどで‘Kaam kar dijiye’(カーム・カル・ディジエ)「安くしてください。」と言ってみましょう。具体的な数字が出始めたら、まずは自分の目標金額よりズバッと2段階くらい安く言う。店員さんとのかけあいで少しずつ吊りあげていって、目標金額に近づける。
      • 例)店員さんに2000ルピーと言われる。私「カーム・カル・ディジエ。」1000ルピーで買いたいなら、「500」と言う。店員「1500」私「800」。さらに店員「1200」私「1000」店員「OK!」(成功です😆)
    • スーパーマーケット・ショッピングモールはfixed price(定価)だから交渉する必要なし♪

雨・暑さ・寒さなど気候にけっこうやられるのがインド

次に、季節と気候についてお話しします。

シンプルに言うと、インドにはほぼ2つしか季節がありません。乾季雨季です。(その前後で少し季節の移ろいが見られるのと、場所によっては(山沿いやインド西部など)全然違う気候のところもあります。)

乾季:10月〜5月は年をまたいでずーっと乾季。乾燥して、ほとんど雨が降りません。洗濯物は2〜3時間で乾きます。日傘・サングラス・帽子(またはショールを頭に巻く)があるといいです。

雨季(モンスーン):6月〜9月。天罰みたいな雨湿気が連日続きます。洗濯物が下手したら3日ほど乾きません☔️地面は水はけが悪いので、あちこちで冠水して池か川のようになってます。

また、モンスーンの前後の5月10月は年に二度の猛暑シーズンなので、ほんとに休み休みやらないと、倒れそうです。

インドでの時間の進み方(感覚的に)

実際、インドでの時間の進み方は、(インド人にいっぱい待たされるのもあって)日本よりかなりゆっくりだと思います。

日本でのように分刻みでスパンスパンと物事が動いていく(動かしていける)場所ではありません。

最初はかなり戸惑うかもしれませんが、人によってはそのインド時間が私のように心地良くなる人もいるかも…。私のおすすめは、人との待ち合わせや移動の際、待たされる時間があるもの、と思っておいて、本やイヤフォン・考えごと・ちょっとした仕事ができる用意を持っておくことです。

気分転換や楽しみを見つける方法

本当にインドと日本の気候・生活・文化は違うので、私は留学のとき体もメンタルも疲れてしまうことも多かったです。

そんなとき、週末や空いた時間を有効活用して個人・家族でリフレッシュの時間を意識的に作るといいと思います。

日本のお友達や家族とLINE電話で話す時間を取ったり(ビデオ通話がおすすめです!)

お買い物・お出かけしたり。

ムンバイだと、たまに英語圏の歌手がライブツアーで来たりもします♪

例えばムンバイ中心部だと、ふらっと息抜きに行くのにタクシーをちょっと走らせて

-Hanging gardens

-Marine drive

あたりは良い雰囲気の場所です。

あと、インドに疲れた時には日本料理屋さんに行くのもおすすめです。多少は日本が感じられます(笑)。(私はKofukuに行っていました。)

↓こちらはムンバイのKofuku(リンクはInstagram)の場所です。

ことばの壁:インド英語とヒンディー語、そして現地語

インドで一番通じるのはヒンディー語(人口の約60%が理解できる)ですが、日本から行った人の多くがまず触れるのはインド英語かと思います。

インド英語

    おそらく英語に自信のある方でも、インド英語を聞き取れるまでは数ヶ月かかるかもしれません。

    ヒンディー語訛りの英語なので、初めは完全に別の言語に聞こえたりします😱

    留学直後の私はまさにこの状態。同級生のグループでNGO団体の訪問をして、団体のスタッフさんの説明が始まった時、私は自分の耳を疑いました。英語で話しているはずなのに『…ぜんぜん、言ってることが聞き取れない…!😭😭』

    私の場合、この状態は2〜3ヶ月続きました。特に、クラスメイトが1人ずつ発言した時なんかは一人一人イントネーションも癖も違うので、本当に厳しかったです…。それでも、同じグループの友達やクラスメイトに教えてもらったりしながら、なんとか課題をこなしていけました。学校での授業も英語で、先生方のインド英語もだんだんと聞き取れるようになっていきました…。

    ただ、留学1年目の終わりでもまだ同級生のプレゼンが聞き取れなかったりして、相当凹みました。ほぼ難なく話したり聞いたりできるようになったのは、1年半経ったくらい…だったかな。

    ヒンディー語

    ヒンディー語ができればできるほど、インドでの生活は鮮やかに、便利になります。

    まずは「こんにちは」「ありがとう」「いくらですか?」(返事の数字はだいたい英語で言ってくれる)あたりが言えるだけでもOK。

    もっと勉強したい人へのおすすめは

    1. まずはヒンディー語の発音に慣れておいてから(YouTubeで色んな動画が出ています!)
    2. 会話の練習には東京外語大のヒンディー語モジュールがとっつきやすい教材です。

    例1:ヒンディー語の母音(vowels)

    例2:ヒンディー語の子音(consonants)

    現地語

    インドは違う国が30個くっついたような国家。それぞれの地域にローカル言語があります。

    例えば、ムンバイのあるマハラーシュトラ州の現地語はマラーティ語。

    地元のマーケットのおじちゃん・おばちゃんだったり、農村地帯に行ったりすると、ヒンディー語が通じず、現地語でないと意思の疎通ができません。(とは言え、そういう地域にも1人か2人は少なくともヒンディーができる人はいるんだけど…。)

    現地語で「こんにちは」「元気?」が言えるだけでもとっても喜ばれますし、もしそういう場所で生活・活動をされる場合は現地語を学んでみると関係・学びが深化します。

    家族に帯同される方はキャリア・人生設計・進路が心配?

    キャリアへの心配に関しては、数年ならば心配しなくてもいいのではないかと思います。

    もし学生さんで、親御さんと一緒にインドに行かれる方でしたら、私は大手を振って送り出します!「行ってらっしゃい!日本という狭い国を離れて、自分を、視野を広げる絶好のチャンスだよ😃」と。(もちろん日本にも素敵なカルチャーや物事はたくさんあります。それでも、別の視点を持てるのが間違いなく、海外で暮らすことのメリットの一つだと言えます。)

    人によっても違うでしょうが、基本的には若ければ若いほど早く順応して現地生活を楽しめるイメージがあります。

    また、キャリア・人生設計についてはまずインドでの生活に慣れてからいろいろ模索するのでも全く遅くないと私は思います。

    あとは、別の言い方をすると、

    あなたは今までの日本のキャリアとは異なる「インドのキャリア」の一歩目にいるのかもしれません。

    これは誰にでも経験できるものではなくて、うまく捉えられればその後のあなたの人生を豊かにしてくれる素敵な機会かもしれないですよ☺️

    インド人のやさしさ

    留学中に私を救ってくれたのは、周りに・町中(まちなか)にいるインド人の人たちでした。

    観光地と普通の町では、外国人・外国人に見える人に対する視線が違います。

    わりと無頓着。普通の町では。

    同じアパートメントに住む人や職場の人、ウォッチマン(警備員)、野菜売りのおっちゃんやおばちゃん、ココナツウォーター屋さん…きっと優しいと思います。

    そして、ご近所さんや同僚・学校の仲間はきっとこう言ってくれます。「困ったことがあったらいつでも言ってね。手伝うよ。」

    私は大家さんや同級生にこう言ってもらって、ホッとしました☺️

    「人に迷惑をかけちゃいけない。」「自分でなんとかしないと。」は、インドでは封印しましょう。

    実際、インドの人たちも家族に、友人に、周りの人にもたれ合い、助け合いながら生きています。ペンを借りるとか、ほんの些細なことでも。

    遠慮しないで、初めはちょっと勇気を出して頼んでみるといいと思います。

    おわりに:逆カルチャーショックにご注意

    ここまで読んでくださって、どうもありがとうございました!😊

    私もインドに渡ってしばらくは、環境の違いに相当翻弄されました。でも、きっと地球上どこでも!住めば都です。少しずつ、インドでの日常が心地よく、愛おしいものになっていきました…。

    私の場合、留学生活2年を終えて東京に帰ったら、今度は逆カルチャーショックに襲われてしまいました…!改めていちばんビックリしたのは、インドでは腰布1枚で過ごしてそうな年代のおじさんたちですら、日本ではきちっとシャツとズボンを着てること。日本の街や路上があまりにきれいなこと。

    また、インド流の率直な物言いや、リラックスした時間の過ごし方のせいか、帰国後に以前は親しかった友人を2人ほど失いました…🤣

    ともあれ。これからインドに渡るあなたにとって、あちらでの時間が良いものになりますように。

    もっと聞いてみたいことや不安なことなどありましたら、お気軽にこちらのメッセージフォームXから聞いてみてくださいね😉

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